本日の一作:ウィ・アンド・アイ | Tana



本日の一作:ウィ・アンド・アイ


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ウィアンド
 

火曜更新担当イズミです。

おすすめの映画を僕の感想等も交えつつご紹介する、『本日の一作』。

本日ご紹介する映画は『ウィ・アンド・アイ』。

 

ミシェル・ゴンドリー『ウィ・アンド・アイ』2012年

 

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2012年公開、ミシェル・ゴンドリー監督による映画。

とある高校の学期終わり、バスで帰宅する生徒たち。

その車中で起こる出来事を描いた青春ドラマ。

 

予告編

 

 

 

あらすじ

“NYブロンクス。とある高校の学期も終わり、ようやく夏休みを迎える。バスで帰宅する生徒たち。

悪ガキたちのいつもの面子で車内はすでにお祭り騒ぎだ。彼らのいつもの話題は誰と誰がくっついて別れたの恋愛話、

そして、くだらない仲間のスキャンダルだ。ざわめきだったバスの車内は予測のつかない悪ガキどもの小宇宙。

バスが進み停留所に止まるにつれ、生徒たちが降りて行き、車内には次第に静寂が訪れる。

そして、彼ら一人一人の内に秘めた個性と本音が見えてくる。

本当のボク、知らなかった君、いつもの仲間、話したことのなかった物語。

そこに学校の仲間のイライジャが刺されたというメールが飛び込んできて・・・。”※DVD解説文より

 

監督:ミシェル・ゴンドリー

“フランスの映画監督。

自らが所属するロックバンドOuiOuiのミュージックビデオを手がけた所から映像の道へ。

ビョークの「ヒューマン・ビヘイビア」のミュージックビデオが評判になり、

その後多数のミュージックビデオを制作。

2001年公開ヒューマン・ネイチュアで映画監督としてデビュー。”※Wikipedia参照

 

感想

ミシェル・ゴンドリー監督については、一度映画作品を取り上げていますし、また展示についても一度記事にしています。

その事からわかる様に僕イズミは、ミシェル・ゴンドリー監督の作品が大好きです。

ですが、こちらのウィ・アンド・アイに関しては最近まで見たことがありませんでした。

ミシェル・ゴンドリー監督の作品はどれも視覚的に面白い、まるで夢の中にいるような特殊な演出を使っている物が多いのですが、

こちらの作品はそういった演出はなりを潜めています。

しかしそういった演出がなくともこちらの作品は非常に面白い作品です。

とにかく、人間関係が繊細に描かれています。

この作品は、監督自身がブロンクスのコミュニティ・センター「ザ・ポイン ト」に通う高校生たちに、3年に渡ってインタビューを重ねて、

脚本を完成せました。

彼らの身の回りで起きた事が、今回の脚本のアイディアになっています。

さらに、出演者にもザ・ポイントの学生を起用しています。

とにかくリアリティを重視した作品になっています。

 

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『ウィ・アンド・アイ』、『私と私たち』というタイトルの通り、この作品は『個としての自分』と、『集団の中の自分』についてを描いた作品です。

学校から自宅までの間で、人が乗って来たり、降りていったりとバスの中の人間が入れ替わります。

その時々、その中に誰がいるのかによって、バスの中の空気も変わります。

 

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集団の中でする行動に対し、時に人は無責任になってしまう事があります。

その集団の中の人間さえ良ければそれでいいと考えて、その外にいる人間を傷つけってしまったり、

本来、個人レベルで話せばわかり合える人間であったとしても、その枠の外にいる人間に対してはそもそも真正面から向き合わなかったり。

そして集団の中で取る、集団の外にいる人を傷つけるような行為は、大抵の場合あまり深く考えてとられたものではありません。

そういった行動をした側の人間はその事をすぐに忘れてしまいます、しかしそういった行動をとられた側はいつまでも忘れません。

 

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この話は学校という限定的な場所を舞台にする事でそれが顕著に現れていますが、こういった出来事はどこでも起こりうる事だと思います。

何かを仲間だと認識する事で、それ以外を蔑ろにしてしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか?

集団としての自分、個人としての自分どちらが本当の自分なのでしょうか?

誰しもが集団としてではなく個人として向き合う事が出来れば、もう少し穏やかな世界になるかも、と僕自身は思います。

是非とも見て頂きたい一作です。

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