本日の一作:監督失格 | Tana



本日の一作:監督失格


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一作
 

火曜更新担当イズミです。

おすすめの映画を僕の感想等も交えつつご紹介する、『本日の一作』。

本日ご紹介する映画は『監督失格』。

 

平野勝之『監督失格』2011年

 

失格
 

2011年公開、平野勝之監督による日本のドキュメンタリー映画。

『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明が、プロデューサーとして参加している事でも話題になった映画です。

 

予告編

 

 

 

内容

“2005年に亡くなった林由美香の仕事仲間で恋人でもあった平野勝之が、彼女を失ったことで絶望の淵に立たされ、そこから再生するまでを描く。”※監督失格-wikipedia参照

 

監督:平野勝之

“平野 勝之(ひらの かつゆき、1964年- )は日本の映画監督、AV監督。元漫画家。静岡県浜松市出身。”※平野勝之-wikipedia参照

 

女優:林由美香

“林 由美香(はやし ゆみか、1970年6月27日 – 2005年6月26日)は、日本のAV女優、女優、政治活動家。

本名、小栗 由美香。  ピンク大賞女優賞を2度受賞。

主にピンク映画とアダルトビデオで1980年代から2000年代にかけて活躍した。松中由美香という名前での作品もある。”※林由美香-wikipedia参照

 

感想

上記した様に、こちらの作品はドキュメンタリー映画です。

平野勝之監督が、林由美香さんの死により、一度は映画を撮れなくなり、しかしそこから再起していく様子を描いた作品です。

 

はやしゆみか
 

女優の林由美香さんという方は、正統派美少女のルックスを持ちながらハードプレイをこなすと言うそのギャップからAV女優としてかなりの人気を博した様です。

また表現意欲を刺激する女性らしく、AV監督に限らず、表現者の方で彼女のファンと言う方は多い様です。

このドキュメンタリー作品を鑑賞していて、彼女の魅力は充分に伝わりました。

その、さばさばした着飾らない物言い、そして面白さを求める事に対する妥協のなさ。

もしああ言った女性が自分の近くにいたら自分はもっと成長出来るのではないか、そう思わせてくれる女性です。

恥ずかしながら僕は、AV女優という職業に対して偏見の様な物を持っていたのですが、彼女は本当に魅力的な人物でした。

 

ピクチャ 31
 

作品の前半部分は、監督が由美香さんと共に作った1997年公開の映画『自転車不倫野宿ツアー 由美香』を振り返るような作りになっています。

『自転車不倫野宿ツアー 由美香』という作品は、そもそも『わくわく不倫旅行』というタイトルで発売されたAVです。

監督と由美香さんが自転車で、東京から礼文島まで向かうその旅の様子と、二人の情事を描いた作品です。

AVでありながら、ロードムービーでもあるという非常に不思議な作品なのですが、この作品は監督が自分自身をその撮影対象に含めている為、どれだけ自分をさらけ出せるかが肝になっています。

しかし、『自転車不倫野宿ツアー 由美香』の中で監督はそれを躊躇してしまう場面があり、その際に『監督失格』という言葉を投げかけられてしまいます。

 

自転車
 

由美香さんにとってはもしかしたら大きな意味をもつ言葉ではなかったかもしれません、ですがその言葉が監督の中ではとても大きな意味を持っている事。

そしてそれ故にこの作品ができたと言う事がひしひしと伝わってきます。

監督失格である自分を乗り越えようと、全てをさらけ出そうとする監督。

この作品はそのものズバリ、自分自身を題材にしたドキュメンタリー映画ですが、そうでなくとも物を作ると言う事は自分自身の姿がそこに映し出されるということです。

ですがその事を躊躇してしまっては、作品は作れません。

 

誰が見ても、興味深く見れる作品だとは思いますが、

作り手の方は特に衝撃を受ける作品なのではないかと思います。

是非とも見て頂きたいおすすめの一作です。

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