her/世界でひとつの彼女 | Tana



her/世界でひとつの彼女


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her
先日公開された『her』を観賞して来たのですが、非常に心打たれたので僭越ながらご紹介させて頂きます。

 

 

『her/世界でひとつの彼女』基本情報

 

『her』はスパイク・ジョーンズ監督・脚本による2013年のアメリカ合衆国のSF恋愛映画、コンピュータのオペレーティングシステムの声に恋をする男を描いた物語です。

主人公のセオドア・トゥオンブリー役にはホアキン・フェニックス。

AIであるサマンサの声はスカーレット・ヨハンソンがあてています。

 

 

 

監督『スパイク・ジョーンズ』情報

 

1969年10月22日生まれ、アメリカ合衆国の映画監督。

GAPやアディダスなどのテレビCMをディレクターとして手掛けた後、1992年からミュージックビデオの監督として活動する様になる。

「Weapon of Choice」のプロモーションビデオでMTVミュージック・ビデオ・アワードを受賞。

1999年に『マルコヴィッチの穴』で映画監督デビュー。

 

代表作

マルコヴィッチの穴

アダプテーション

かいじゅうたちのいるところ

 

 

映画感想

※多少のネタバレを含む可能性があります

 

このあらすじを聞いた時に僕が思いだしたのは、

 

siri
 

AppleのiPhoneに入っているSiriさんですね。

Siriさんは仕事ができて、かわいさもあり、彼女(彼?)が世に出たときはかなりの衝撃でした。

Siriに告白してみた動画なんかもありましたね、大体皆様冷たくあしらわれていましたが。

Siriは自分で考える事は出来ません、予め想定された言葉に対し決まった言葉を返しているだけです。

『her』に出て来るOSは、自分で学習し成長していくAIです。

主人公セオドアのPCにインストールされて、一番始め彼に名前を尋ねられます、それに対し彼女は『サマンサ』と答えます。

それは誰がつけた名前なのか訪ねるセオドアに対し、彼女は『自分で決めた』と答えます。

もうこのはじめのやりとりの時点で、『あぁ、これは僕が思い描くコンピューターという物とは全く違うんだな』と心をつかまれました。

サマンサは多くの事を学んでいきます、人と言う物に憧れたり、時には悩んだりします。

どんな事も新鮮に受け止め、いつも煌めいているサマンサにセオドアは次第に惹かれていきます。

 

自分で考え、色んな物を受け取り変化を続けるサマンサ。

サマンサは時にはセオドアが何を考えているのかわからなくて不安になる事もあります。

サマンサとのコミュニケーションは人に対するそれと、ほぼ変わらない様に思えます。

現代においては、インターネットを通してチャット等で顔も見知らぬ相手とコミュニケーションを取る事は珍しくないですし、実際にこのようなAIが存在するとしたらこの映画の様に自然と受入れられ、このサマンサとセオドアの様に特別な関係になる人達も少なくないかもしれません。

 

セオドアとサマンサの間にすれ違いが生じる事もあります。

そのすれ違いは人と人であっても起こりうる物だと思います。

しかし人対人であれば些細な事、良くある事と流してしまう様な事であっても、人対AIである事でセオドアも鑑賞者もその事についてより深く向き合う事が出来た気がします。

相手が何を思っているかなんて人対人であっても結局はわからない事ですし、そこに得体の知れなさを感じてしまうこともあります。

ただ相手がなんであれ自分が相手にどのような気持ちを注ぐのかが、きっと重要なのだと思います。

ラストシーンはとても印象深い物でした。

her/世界でひとつの彼女』非常におすすめの映画です、是非公開中に劇場に足を運んでみてください。

 

her/世界でひとつの彼女

 

 

 

 

…ところで本文と関係ない話になるのですが、なんで邦題って原題に無かった余計なフレーズをつけたがるんでしょうね。

担当の方もよかれと思ってやっているのでしょうが、僕としては『余計な真似を…』と思うことが多いですね。

映画の邦題と原題について言及した記事も一度書いてみたいです。

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